感情
【感情】
感情の成長って徐々に出ていたと思うけれど、顕著に現れたというか、はっきり覚えている時がある。
優喜11ヶ月の時、私は流産をした。
当初は切迫流産ということで、自宅絶対安静を言い渡されていた。
たまたま母が遊びに来てくれる予定になっていた日だったので、
自宅に戻ると私はすぐ横になり、後は母任せ。(妹も来ていたので二人に)
どうもいつもと違うようだ、と優喜は感じていた。
明らかに心配そうにしている。
まだ初日は、心配だなあ・・というくらい。
それが翌日も寝たきりの私。
完全にこれはおかしいと思ったらしい。
横になっているときは、絶対に私に近づかない。
そしてこの日から1週間寝たきりになった私。
優喜は、おいでと呼んでも絶対にこない。
抱っこして欲しくて私以外いないときは、遠くから私を見て泣いている。
私が起き上がった状態で呼ぶとやっとやってきて、抱きついてきた。
この時、本当にこの子はなんて賢いんだ!と心から感動。(←ただの親ばかか?)
この時以来、私が横になっていると、体調が悪いと思うのか、
あまりちょっかいを出してこない。
彼なりに、横になっているときは、遊んで欲しいと言ってはいけないんだ、
と判断したんだと思う。
子どもは皆そうかもしれないけれど、人を喜ばせることが、これ以前から好きで、
実家などに行くと、はしゃいでいた優喜。
そんな優喜が、人の体調というか喜怒哀楽の哀を感じたのは間違いなくこの時だったのだろうと思う。
この後、どんどん、ママの感情にとっても敏感になってきているけれど、
私にとってはこの時の成長が、一番印象に残っている。
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